マウスピース

歯ぎしりや食いしばりは、噛み合わせの乱れやストレスが原因で、就寝時などに強く歯をこする、噛み合わせてしまう癖です。


顎や歯に痛みや違和感、首の張り、肩こりなどの症状が現れるのは、無意識に強く噛みしめてしまい、歯や顎に大きな負担がかかっているためです。
歯ぎしりや食いしばりの癖をお持ちの方がマウスピースを装着して就寝すれば、様々な症状を緩和することが可能です。

上下の歯を強く噛み締める
(クレンチング)
上下の歯をすり合わせる
(グラインディング)

マウスピースを使用することにより力が分散され、歯のすり減り、かけを防止し歯を守ってくれます。

また、つめ物などの補綴物を長持ちさせることができます。
顎の筋肉疲労が減り、痛みや疲れの症状・肩こりなどが改善される可能性があります。

  • ソフトタイプ
    ゴム製の柔らかい素材でできていて、装着による違和感は少ないです。歯ぎしりによる力が強い場合は削れて穴があいてしまうことがあります。
  • ハードタイプ
    レジンと呼ばれる硬い樹脂素材でできていて、装着時の違和感が強く噛み合わせの調整が難しいです。削れて穴があくなどのトラブルが少ないです。

ソフトタイプですぐに穴が空いてしまう場合にはハードタイプの作成を検討することが必要になります。

小刻みに歯を鳴らす
(タッピング)

睡眠時無呼吸症候群用
マウスピース

いびきや、睡眠時無呼吸症候群の原因は、寝ている時に筋肉がゆるんで重力が加わり呼吸の通り道である気道を舌や顎がふさいでしまい、気道が圧迫され狭くなります。これにより先述の症状が現れます。

それを防ぐために用いられるのが、スリープスプリント(マウスピース)です。

マウスピースを使用することで下顎を上顎より数㎜程度、前方に出した状態で固定するため、重力が加わりやすい仰向けで寝ていても下顎が下がらないようになります。

これにより、舌が喉の奥に落ちづらくなるので気道が確保され、空気の通りが楽になりいびきや無呼吸が起こりにくくなるのです。

睡眠時無呼吸症候群との診療情報提供書があれば保険適用となります。

診療情報適用書をお持ち出ない方は、マウスピース作成前に専門の検査機関で検査されることをお勧めいたします。

スポーツ用マウスピース

スポーツマウスピースは、運動時に装着します。
歯が欠ける・折れるといった外傷の予防、顎の関節の保護、脳震盪の軽減といった効果が期待できます。


近年、身体と身体の接触の激しいスポーツ、強く食いしばる機会の多いスポーツを中心に、スポーツマウスピースの使用が推奨されるようになってきました。

スポーツマウスには上記役割以外に、歯のすり減りの予防、集中力や運動能力のアップといった副次的な効果も期待できます。

瞬間的に大きなパワーを出すときなど、人は無意識に食いしばります。スポーツマウスピースを装着していれば、このときの歯のすり減りを予防することができます。

スポーツマウスピースでお口回りを保護しているために安心感がもたらされ、集中力を高めたり、プレーに積極性を生んだりといった効果が期待できます。

スポーツ用マウスピース素材
スポーツ用マウスピース11,000円

スポーツマウスピースの作製は、自費診療扱いとなります。健康保険は適用されません。

色は選択することができます。