口腔外科
抜歯
歯の根っこまで虫歯が進行したり、歯周病が進行して歯がグラグラ揺れている時、歯根が割れてる時に抜歯します。
また、虫歯菌が歯の神経の空洞を通して歯根の先端部で炎症を起こしている時、親知らずや過剰歯で歯が生える時に正常な場所に萌出せず、噛み合わせが出来なかったり、隣の歯の虫歯の原因になったり、歯ブラシがしにくく、歯ぐきの炎症を繰り返すような場合に行います。
また、歯列矯正で歯を並べるスペースを確保する必要がある場合も抜歯をします。
矯正歯科からのご紹介も承ります。
抜歯を希望する場合は、レントゲンを撮影します。
それを見た上で当院で処置、もしくは専門の病院に紹介状を作成して行っていただくのかを歯科医師が判断します。
また、腫れ、炎症が起こり、痛みがある場合は数日間お薬をお飲みいただき、炎症を抑えた後に抜歯します。ですので、当日の抜歯ができない場合もあります。
抜歯時のご注意
抜歯をする前は十分な睡眠を取り、体調を万全にしてお越しください。
抜歯後出血してもどくどくと大量に出ていなければ問題ありません。ご安心ください。
また、当日の飲酒・喫煙・激しい運動は控えてください。お風呂もシャワー程度でお済ませください。
2,3日は強いうがいはせず、口に含んだ水を吐き出す程度にしてください。抜歯部分に血のかさぶたができますが、それが取れてしまうと治りが遅くなってしまいます。
痛み止めと抗生物質を処方します。麻酔が切れ始めると、痛みが出てくることもあります。痛みが出る前に痛み止めを飲んで頂いても大丈夫です。抗生物質は処方された日数分必ず飲みきってください。
抜歯後、次回のご予約をお取りします。消毒にお越し下さい。
また、抜歯をご紹介させていただいた病院へ消毒に行くのが大変な場合は、当院で消毒もさせていただきます。お電話ください。
親知らずの抜歯
親知らずは、概ね10代後半から20代前半で生える1番奥の歯です。
歯肉に部分的ににかぶったままになることにより歯磨きが難しく虫歯や歯周病になりやすい部位です。
また、唾液中の細菌が親知らずの周囲に感染する事によって痛みや腫れを引き起こすことがあります。
親知らずは生える方向が通常と異なるために埋伏(埋まった状態)していたり、傾いてに生えることも多く、その歯は手前の歯を押し歯並びに影響を与えることがあります。
もちろん親知らずを抜かなくてもいい場合もあります。もともと親知らずの無い人や、必ずしも4本そろってない人など個人差があります。
痛みや腫れがなく、親知らずが正常にはえて機能している場合には抜歯の必要はありません。
痛みや腫れ、違和感がある時は1度受診下さい。